OmegaT検索機能の補強2013年10月10日 17:36

後記(2015/6/6):編集ウィンドウ上で検索語が自動で強調(選択)される機能がOmegaT 3.5で追加された。開発チームに感謝。
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OmegaTで検索を実行すると、検索語を含む分節の一覧が検索ウィンドウに表示される。編集したい分節をダブルクリックすれば、その分節が編集ウィンドウ上に表示される。

ここで問題なのは、検索ウィンドウ上では検索語が青色で表示されるものの、編集ウィンドウ上で検索語が強調(選択)されない。そのため検索語が見つけにくく、即座に編集することができない。


そこで、検索ウィンドウ上で長押し右クリックすれば別ウィンドウ(サクラエディタ)が開き、そこに対象分節の原文と訳文が表示され、検索語が選択状態になる仕組みを作った。


編集済みの訳文は、OmegaTへ自動で戻せる。OmegaTとサクラエディタ間の連携にはAutoHotkeyを使っている。使い慣れた高機能エディタに作業台が移るので、だいぶ楽になる。

往々にして、検索語を文脈に応じて異なる語に置換したいことがあるが、そんなときは、TenClipsを使って複数のクリップボードに異なる語を保管し、適宜貼り付けられるようにする。
http://www.paludour.net/TenClips.html

ここに記した「次を検索」機能はその場しのぎであり、本来はOmegaTの編集ウィンドウ上で検索語が選択状態になるのが望ましい。機能強化の要望があがっているので、いずれ実現するものと期待している。
http://sourceforge.net/p/omegat/feature-requests/890/

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