シンボリックリンクによるOmegaT関連ファイルの一元管理2013年09月28日 16:51

OmegaTでは、プロジェクトごとに用語集、辞書、翻訳メモリ(TMX)などの関連ファイルをしかるべきフォルダに入れる必要がある。こうした関連ファイルのなかには、複数のプロジェクトにまたがって汎用したいものもある。たとえば、あるプロジェクトのglossaryフォルダの中に、プロジェクト専用の用語集と一般的な汎用用語集を共存させたい場合である。

プロジェクトごとに汎用用語集を複製するのは容量の無駄遣いだし、1ファイルに加えた変更が他の複製ファイルに反映されないのでは不便だ。そこで、このようなファイルを一元管理する仕組みが欲しくなる。

一元管理したいファイル/フォルダのショートカットアイコンを各プロジェクトのしかるべきフォルダ内に入れても、OmegaTはリンク先ファイルの中身を読み込んでくれない。ショートカットは宛先が書かれたファイルに過ぎず、実体ファイルとしては扱えない。

リンク先ファイルの中身をアプリに読み込ませるには、シンボリックリンクを貼ればよい。Windows 7でシンボリックリンクを作成するには、コマンドプロンプトで
mklink /d "シンボリックリンクのパス" "リンク先のパス"
と入力する。パスはドラッグ&ドロップでも入力できる。「/d」は対象がディレクトリであることを表し、これを省略すれば対象はファイルとなる。作成したシンボリックリンクは好きな場所に移動できる。

また、右クリックメニューからシンボリックリンクを簡単に作成できるフリーソフトLink Shell Extensionもある。
http://schinagl.priv.at/nt/hardlinkshellext/hardlinkshellext.html
コマンドプロンプトを開かずに済むので楽になる。

(後記:2013/11/1)
Yu-Tangさんからご指摘をいただいた点を付記しておく。「プロジェクト設定」のなかで、フォルダーの場所をプロジェクトの外に設定することができる。また、「書き込み可能な用語集ファイル」を別途指定できるので、それを使ってプロジェクト専用用語集と汎用用語集を区別すれば、シンボリックリンクを使わずに上記の目的を達成することも可能だ。

一方、omegatフォルダ内にスペルチェック辞書の項目追加・削除用に「learned_words.txt」と「ignored_words.txt」があるが、これを一元管理するような場合はやはりシンボリックリンクを張る必要がありそうだ。ただし、「learned_words.txt」を入れ替える作業は、対象プロジェクトが立ち上っていない状況で行う必要がある。そうでないと、プロジェクト終了時にメモリに保持していたデータによって上書きされてしまう。

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