OmegaTとテキストエディタの使い分け2012年10月21日 11:20

OmegaTは翻訳メモリ機能は十分に有用だが、エディタ機能は発展途上という感じがする。いずれエディタ機能も高まるものと期待しているが、当面は、翻訳メモリが有用なことが明らかなときだけOmegaTを使い、それ以外は主にテキストエディタ(サクラエディタ)で翻訳作業をしている。

エディタ上では、

これはペンです。◆
This is a pen.

のような対訳形式で翻訳し(◆は原文の目印)、納品時に訳文のみを自動抽出する。必要があれば、対訳ファイルを

<tu>
<tuv lang="JA">
<seg>これはペンです。</seg>
</tuv>
<tuv lang="EN-US">
<seg>This is a pen.</seg>
</tuv>
</tu>

のようなtmx形式に自動変換し、OmegaTの翻訳メモリとして活用する。なお、変換時にエスケープする必要のある文字がある。
<  &lt;
>  &gt;
&  &amp;

図表が多い場合など、プレインテキストで翻訳作業したとしても、作成した翻訳メモリを使って、元の原文ファイルから訳文ファイルを出力したほうがレイアウト作業が楽になることもある。

その他、検討課題をメモしておく。

●OmegaTの置換機能が弱い点をどう補うか
 pluginスクリプトの利用・改良やproject_save.tmxを直接編集する方法
 参考:http://dirtysexyquery.blogspot.jp/2012/10/omegat-scripting-plugin-start-external.html

●用語集機能をどう活用するか
 単数形と複数形をそれぞれ登録しないとヒットしないので少々使いにくい
[後記:Tokenizerの導入で改善。参考:
http://dirtysexyquery.blogspot.jp/2012/10/omegat-tokenizer-plugin-usage.html

●辞書機能をどう活用するか
 使ったことがない

●ウェブ翻訳機能
 使ったことがない。(参考:
http://dirtysexyquery.blogspot.jp/2012/09/omegat-with-microsoft-translator.html

●ショートカットのカスタマイズ
 未経験

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